追われない人
2017/08/22
天気が悪くて困る、何が困るって洗濯物が乾かなくて困る、が、部屋干しは室内の美観を損ねるのでよろしくない、となると乾燥機しかないのだが乾燥機なんてものは無い。
今朝、大阪では放火で15人も死んでしまったそうです、が、死んだ場所がなんとも哀れで、いくら無関心な僕でも同情してしまう。
個室ビデオ店なんていう名称自体、なんだか不自然極まりない。
いったい何のビデオをわざわざ個室で見る必要があるだろう。まさかディズニーや酔拳2を1人で見たいわけじゃあるまいし、というわけでまあそういうビデオになる。
本人もかわいそうだが遺族はもっとかわいそうだ。下半身裸で煙にまかれたか焼け死んだかした夫の葬式に、妻はどんな弔事を読み上げればいいのか。
雪山でなだれに巻き込まれたとかなら美談にもできるだろうがそんな夫の死に様をどう語ればいいのだろう。
夫、なんとかなに男、享年46歳、以下省略
くらいしか言えなそうだ。
で、また妄想するんだけど、その前の晩とかに夫からの夜の誘いを断っていたりしたらどうだろうか。僕が妻なら「なぜあの日わたしは欲情しなかったのか」なんていうタイトルのエッセイを自費出版しかねないほど後悔すると思う。
なんというか、やっぱ生き様と同じほどに死に様も大事だと思う、なあ。できれば死に方は選びたい、なあ。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
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2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。