芸術を騙る

最終更新: 2017/08/22

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土曜日の朝も、目覚ましの音で始まる。
自転車レースのツールドフランスでドーピングが多数発覚しているらしい。持久力を上げる薬物らしい。これまたラジオで言ってた。優勝すれば3年は食えるらしく、そう考えると無理もないのかもしれない。
でも、思う。ドーピングの何がいけないのか。ぼくとしてはむしろドーピングを解禁してみんなバンバン死に物狂いで肉体改造に励めばいいと思う。中にはあんまりやりすぎて目がイっちゃってたり、あるいは筋肉がもはや人間とは思えないほど増強されて幽々白書のトグロ兄だったか弟みたいになってたりして全然かまわない。
もしそうなら、ぼくはオリンピックはもちろんスポーツ観戦が大好きになるかもしれない。
スポーツ=爽やか、なんて誰が決めたんだ。走って行って動物をぶっ殺して食べる狩りとかいう血生臭い行為がスポーツの原点だったりするんだと思う。少なくとも、人類最初のスポーツは卓球とかバドミントンみたいな穏やかなものではなかった、はずだ。勝手な想像。
芸術は、時代の流れとともに好き放題展開してきた。新しい技術はどんどん取り入れる。反則という概念が無い。この世にあるもの無いもの全部使う。もしも芸術性を高められるドーピングがあるなら問答無用で使いまくられるはずだ。
時代によってスポーツでもなんでも意味が変わってきて、その時代にはその時代のあり方ややり方というものがある。人生や生活や食事なんていう基本的なことだって科学などの進歩とともに変わってきたのだ。ならば科学を駆使して、プロのスポーツにはドーピング、アマのスポーツには青汁、とかでいいんじゃないか。
いや、真面目な話、ね。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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