曖昧な夢の中のはなし

最終更新: 2017/08/22

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どこか洞窟の入り口あたりで、石の上にセメントをつけて、そこに大きな石板をはりつける。
たぶん歯医者で銀歯を接着させるときに聞いた「セメント入ります」という言葉がその夢になったんだろう。
歯医者の中に飾られている何の面白みもない風景の銅版画。左隅には20/70とあり右下にはサイン。タマなんとかという名前っぽかったけどサインがサインらしすぎて解読できなかった。
解読できないならサインを入れる意味がないじゃないか、そう考えると大学一年か二年のころに樋口に考えてもらったトモニという筆記体のサインも、もっとわかりやすくしっかりゴシック体とかでシンタクトモニと誰がみてもわかるように書くべきなのかもしれない。
画家は謙虚すぎるような気がする。もっと大々的に、下品でもいいからしっかり広告するべきだ。
画家にとって一番大事なフィールドはキャンバスの上に違いないのだから、だったらサイン一つも立派な“広告スペース”と考えて貪欲に活用すべきじゃないだろうか。
サイン変えようかな。樋口には申し訳ないけど。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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