入選の効能効果
2017/08/22
前々回あたりにお伝えした新生展入選の、効能効果。
考えようによってはたかが入選かもしれない。しかし今のぼくにはされど入選であり、入選という評価がわかりやすくぼくのモチベーションをアップさせてくれた。
当たり前かもしれないが、このモチベーションはお金では買えないものだ。この世にあるだいたいの大事なものはお金じゃ買えないと誰かが言っていたような気がするが、まあ、お金で買えるものは意外に少ないのかもしれない、けど、お金の存在がでっかくて仕方ないのもまた事実で。まあ要するにお金は手段でしかなく目的ではない、そして使い方の上手下手がお金を素晴らしいものにもつまらないものにもしてしまう。
って、いやいやいや、結局お金欲しぃ~なんていう話をしたいんじゃない。
画像は昨夜のARTDISFORの次回作の作業風景。9時あたりから開始して完了したのは2時前くらい。
新シリーズのMIX-UPが入選したもんだから、ガンガン推し進めてMIX-UPMIX-UPMIXMIXミックスミミミミミックス、むちゃくちゃやったろうという魂胆なのである。
と、すごーく長い間滞っていたARTDISFORホームページの更新をしてみました。まだ更新途中ですが、いまのところARTDISFORで制作したペインティング作品は全部載せてみたのでお暇な方は見てみてください、しかししかし新生展にはちゃんと足を運んでいただき生でも見ていただきたいと思いますので何卒よろしくお願いいたします。来週の14日からです。
で、モチベーションの話。入選できてよかった~、と、今頃になってジワジワじくじく思う。自分達が試行錯誤して捻り出した作品に、ある一定の評価がなされたということ、その事実。
たとえるならば特に自分の容姿や服装に自信はなかったのに、女の子にちょっと褒められるとやたらと胸を張って闊歩できるようになっちゃうような感じ。
自分では「この服イマイチだなあ~」と思っていたのに、人に「その服かっこいいな!」って一言いわれるとそのイマイチな服が一気に勝負服に格上げになっちゃう感じ。
ようは皆、なんだかんだ自信がないのである。
いいや、わたくしの自信はわたくしの胸の奥底から絶え間無く湧き出てくるのだ! 他人の評価など無用無用!
なんて豪語する人でも、実はいつか、何がしかの場面で誰かしらにしっかり褒められていて、それが自信の源になっていたりするのである。
「根拠のない自信」というやつがあるが、突き詰めればそんなものはないのである。根拠なく人は自信が持てないのである。
それでもまた「いいや!おれの自信はマジでマジで根拠がねえぞ!」という輩が居るとすれば、それは自信の根拠(記憶)を忘れてしまっているか、もしくははなから全然自信がない、つまりこけおどし的なもののどちらかである。であるっつったらそうなのである。
無駄に長くなってしまった。
だからして自信を得た僕は猪突猛進、馬鹿と煙は高いところが好き、おだてりゃ猿も木に登る的な感じで、モチベーションが擦り切れて腐ってしまうまではもう、どこまでも飛んでいっちゃうのである。そう、お金では買えない、行けない場所へ。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
ご支援のお願い
もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。
Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com
ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
- 前の記事
- 鬼畜米英、転じてアメリカんオシャレズム
- 次の記事
- 絵描いて、四六時中
関連記事
新宅睦仁 個展「牛丼の滝」(高知)2014/10/2~10/14
まったく更新しておりませんが、ぼくは元気です。全力で個展の作品制作に励んでおる次 ...