いつか僕はクッキングパパになる

  2017/08/22

つまり、どこにも行きたくない-F1000971.jpg

※今日は料理の話ばかりで全くアートしてません。いや、最近よく名前を聞くアルゼンチン出身のアーティストでリルクリット・ティラヴァニャって人がいるんだけど、彼は芸術と生活を合体させる手法として、鑑賞者のために料理を作る料理プロジェクトというのをやっているからあながちアートと無関係でもないかもしれない、ってまあ何でもありってことね。
画像は先日作った「そば巻き」なるもの。要するに巻きずしのシャリの部分がそばになってんのね。
でもそばはそばだから普通にワサビとめんつゆをつけていただきます、が、想像よりもおいしくはなかった、から、改良の余地ありだと思うんだけど今日はお料理番組風にレシピを紹介しておきます。
●材料
焼きのり...5枚
乾そば...200g
キュウリ...1本
鶏ささ身...2~3本
[合わせ調味料]
酒...大さじ1
砂糖...小さじ2
塩...小さじ1/2
薄口しょうゆ...小さじ1/2
サラダ油...小さじ1
貝われ菜...小さじ1
[卵焼き]
卵...3個
酒...小さじ1
砂糖...小さじ2
塩...少々
サラダ油...少々
[つけダレ]
わさび、めんつゆ
●作り方
1.乾そばは40gずつに分け、片方の端1cm位の所を木綿糸でくくる。(又は輪ゴムでとめる)キュウリは両端を切り落とし、水洗いして水気を拭き取り、太めのせん切りにする。
2.鶏ささ身は厚みを半分に切って筋を引き、細切りにする。フライパンにサラダ油を入れ、中火にかけ鶏ささ身を炒め<合わせ調味料>を加える。汁気がなくなるまで炒めて冷ましておく。
3.貝われ菜は水洗いし、サッと熱湯を掛ける。しんなりしたら水につけて粗熱を取り、水気を絞り根元を切り落とす。
4.<卵焼き>の材料を混ぜ合わせ、卵焼き器に薄くサラダ油を敷く。卵焼き器を中火にかけて溶き卵の1/3量を流し入れ、菜ばしで混ぜながら向こう側に寄せる。空いた部分にサラダ油を薄く敷き、残りの半量の卵を流し入れ、寄せた卵の下にも流し入れる。向こう側から手前に向かってクルクル巻き、向こう側に滑らせる。同様に卵を巻き、巻きすで巻いて形を整える。粗熱が取れたら5等分に切り分ける。
5.乾そばは糸でくくった側から熱湯に入れてゆで、水に取り、粗熱が取れたらザルに上げておく。(5分ゆでのそばを使っています)
6.(5)のそばの水気をきれいな布巾やキッチンペーパーで取る。巻きすに焼きのりをのせ、手前にゆでたそばの束を置き、糸でくくった部分を切り落とし、焼きのりの2/3位の面積に広げる。
7.広げたそばの上にキュウリ、鶏ささ身、貝われ菜、卵焼きをのせて巻きずしの要領で具を巻く。
8.食べやすい大きさに切って、そばつゆ、練りワサビでお好みの<つけダレ>につけて頂きます。
ちなみに僕は料理が好きなんだけど(最近さらに好きになってしまった。趣味とはこういう感覚なんだなあと初めて知った気がする) 、決して美食家ではなくむしろ味覚音痴である、が、なぜだか料理をするのは楽しい。
絵を描くのがだるいなあというときでもなぜだか料理はする気になる。
なんだろ、意外にうまいもの食べたい欲が強いのかもしれない。
いやでも、何かを作るっていう感覚が気に入っているのかもしれない。
なにはともあれ料理をしていて気づいたことがある。普段、ぼくはいわゆる“かわいらしいもの”が大嫌いなのだが(ある種のキティちゃん的ないろいろなもの)、こと料理になるとそんな志向は翻り「まあ、いろどりがきれい」、「アクセントに緑を入れてかわいらしくしましょう」などなど、噴飯ものの狂気の沙汰を頻発させてしまうのである。
一体どこでどうなったのか。料理が楽しいというような遺伝子はどこの誰からのものだろうか。
一つ言えるのはアボカドにもバナナにも等しく醤油をぶっかけて食べていた祖父ではないことは確かだと思う、て、あ! 味覚音痴はここからだったのか。

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

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