ライブとは生もの、そういうもの
2015/07/03
まず言っとくけど本日のお題、「イキモノ」ではなくて「ナマモノ」です。しかしこの日本語ってやつは、いちいちまぎらわしい。
というか、画像を見る限りはライブというよりコンサートな気がする。ぼくのイメージとしては。しかしそもそも、ライブとコンサートの違いがよくわからない。と思って調べてみたら、Yahoo!知恵袋に的確な回答がありました。下記に引用させていただきます。
Q. ライヴ と コンサートとでは意味が異なりますか?違うとすれば、どのように違うのでしょうか。教えてください
A. 実質的に同じものと考えてください。
コンサートというのは、音楽演奏を聴かせるイベントのこと。日本語では「音楽会」「演奏会」などと言います。
ライブというのは「生」という意味。つまり、録音や録画ではなく、リアルタイムであるということ。
一般に音楽で「ライブ」という場合は「ライブコンサート」(live concert)を略したもので、ほとんどのコンサートはライブコンサートですから、実質、同じものを指していると考えて問題ありません。
ライブコンサートでないコンサートにはどんなものがあるかというと、その昔、「レコードコンサート」というものがありました。質の良いオーディオ装置が一般家庭になかった時代、人を集めてレコードを聴かせるコンサートがあったのです。録画したものを視聴させる「ビデオコンサート」や「フィルムコンサート」、スタジオで演奏したものを放送や録音で聴かせる「スタジオコンサート」などもあります。
録音や録画によるコンサートでは聴衆の反応によって演奏自体が変化することはあり得ませんが、ライブコンサートでは両者が一体となって音楽が進行していくという点で、大きな違いがあります。これは、イベントの名称に「ライブ」という単語が付いているかどうかの問題ではなく、生演奏かどうかという問題です。
引用おわり
だ、そうです。なるほど、また一つおりこうさんになってしまった。
で、おそらくは感想を述べなければならないのだろうけれども、うぉー!超いい音楽! というような高揚は特になく、こういう音楽かあ(ラテン音楽といっていいのか、ギターを弾きながらスペイン語と日本語の混ざった歌を歌う)、という冷静な反応である。まあ好きな人は好きなのかもしれない、なんていうと、すべてのモノやコトにおいてそりゃそうだろうとなってしまうが、って、単にお茶を濁しただけになってしまった。
感想らしい感想をひねり出せば、曲のサビなのかどうか、時々、歌い手が非常に高揚して叫びに近いような状態になることがあって、そのとき、ほんの一瞬、わずかではあるが、目が離せないような気持ちにさせられた。テレビやスクリーンを通してではない、生の人物がそこに居て、生きていて、感情を起伏させながら歌っている、という魅力は、たぶんライブならではで、みんながライブに行くのは、たぶん、そういうことなのだろうと思う、たぶん。
それにしても感想とも呼べないような感想なので、なんだか今回のライブの演奏者の樋口さんには申し訳ない限りである。
この後に及んで言い訳をしておくと、ぼくは特にライブに行く習慣もないし——いや、そもそも行ったことがないのかもしれない、いや、思い出した。ライブらしいライブに行ったのは福岡の天神で、つまり10年くらい前で、サンズオウルというハードコアバンドのライブに樋口と行ったきりである。いや、むしろライブに行った経験よりもライブをした経験の方が多いかもしれない。いや、実は大学の時に樋口くんその他数名とバンドを組んでおりまして……これについてはまた後日書きたいと思います——それに、テクノやハウスが好きなのにクラブにも行かない。つまり、どこかに何かを聴きに行くという経験が皆無に近いのである。
なので、なにをどうしていいかよくわからなかったので、持参した飲食物、ビールやワインをひたすらに飲んでいた(飲食物持ち込み可であった)。
のちに聞いたところによると、ぼくを誘ってくれた友達の後輩が、ぼくの飲酒のスピードが異常だと言っていたそうである。一緒に行ったEさんと二人まとめられ「二人ともどえらい勢いで飲んでましたよ!」と言っていたそうである。
これもまた、西の方では普通のスピードですとお茶を濁しておいた。まあ、酒だけはいくらでも飲むわ。そういう家系です。
★きょうのしごと(ようやく本格的に再開しました。がんばります)
3時半起き絵の制作1時間("ゲーム"とかいう表現が寒いことにいまさら身震いし始めたので、ふつうに時間にします。ああ寒かった)
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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