土日というか休日にある幸福
2017/08/22
とてもとても天気がよい。天気がよいって切り出し方にはもう飽き飽きしてはいるんだけど、でもほんとうにそうだから仕方がない。しかし、この同じことを繰り返すところに人生のすべてがあるようにも思う。たとえば「おいしい」、たとえば「たのしい」たとえば「うれしい」、なんて言葉を、果たして言い飽きることがあるだろうか。
今日は昨日ととても似ているけれど、似て非なるかけがえのない一日である。この天気のよさも、今までに経験したたくさんの天気のよい日ととてもよく似てはいるけれど、やはり初めての、そして二度とはない一日である。
とても天気がよい。
で、画像は自宅の窓辺でのひとりランチ。ぺペロンチーノ(まずかったけど)とアルコールゼロビール(絵の制作に支障が出るのでゼロにした、そんな自分を褒めてあげたい)。
もう一枚はその窓から見える風景。多摩川が見えてとても景色がいいんだけど、手前のおそろしくでかい穴(洪水などの対策のための治水の穴らしいです。でも友人にはもしかして原発?ガクガクブルブルと言われます)によってその景色は現代の混沌、混迷、創造と破壊、日常と非日常、とにかくは"現代"、横文字で言えば"コンテンポラリー"をなまなましく体現している。そんなこんなでこの景色が最近のお気に入りである。この穴を真上から見て、その深さを見てみたいんだけど、いかんせん立ち入り禁止で近づけないので見ることができない。敷地に忍びこんでこっそり見てみようかとも思うのだが、この歳になってそんな恥ずかしいことで捕まりたくもないので、ただただ窓辺からその深さに思いをはせるばかりである。2、30メートル、いやもっとだろうか……。
そんな狂気の穴の、奥の平凡な土手ではランニングをしている人、自転車の人、車などが、だらだらだらと流れてゆく。それらを見ながら食べるごはんはめっぽうおいしくて、最近ではひとりいそいそと窓辺に陣取ってごはんを食べるのがマイスタイルの休日の過ごし方のフェイバリットである。ちなみについ最近までこのでっかい穴を取り囲む、高いかこいの壁があって向こうの土手は見えなかったのだが、工事が進んでその壁が取り外されたために、一気に開けたのである。
というか、ラジオの横文字の混ぜ方ってよくわかんないよね。「ではハートウォーミングなこの一曲をお送りしましょう」とか、は?って感じなんだけど。ぼくとしてはもっとこうスタンダードなジャパニーズでナチュラルにトークしてもらいたいだけど、最近のトレンドではそういうニューワードがマストでキャッチーってことでリスナーもリスペクトしてるんだろうね。じゃまあ、そういうわけでぼくはナウからコンテンポラリーアートをクリエイトしてマストマストでリアルにプライズゲットできるアートをこのワールドにボーンさせるんで、そこんとこチェケラッチョ。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
ご支援のお願い
もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。
Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com
ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
-
読書記録
2011年より開始。過去十年以上、幅広いジャンルの書籍を年間100冊以上読んでおり、読書家であることをアピールするために記録している。各記事は、自分のための備忘録程度の薄い内容。WEB関連の読書は合同会社シンタクのブログで記録中。
- 前の記事
- 差別用語の判断の見直しを求む
- 次の記事
- 一聴惚れのちamazon購入のち待機