屑利休(くずりきゅう)の料理レシピ
2017/08/22
昨日の調理実習は甘味づくしでした。甘いものばっかりで、胸焼けがひどかった、というかほとんど吐きそうでした、が、寝たらなんとか治ったのでよかったです。それに今日は花の金曜日。ハナキンというやつです、って、今ふっと気づいたけど、ハナキンって、すっげえ猥褻な響きを感じてしまうんだけど、おれだけか? ハ、ハ、ハナ、キン……。 で、甘味を三種類。「きな粉ムース」「桜餅」「葛利休」を作ったのですが、今日は葛利休という料理レシピをご紹介します。
【葛利休】▼材料(4人分)
豆乳 : 400g
グラニュー糖 : 50g
薄口醤油 : 1滴
片栗粉 : 48g
当たり胡麻 : 50g
防風の酢漬け : 少々
▼作り方
(1)当たり胡麻に砂糖を入れ、ホイッパーで溶かす。
(2)そのまま混ぜながら、豆乳、片栗粉を入れる。
(3)網でこし、醤油を一滴たらす。
(4)鍋に入れ、中火程度で、とろみが出るまで混ぜる。
(5)とろみが出てきたら、焦げ付かないように注意しつつ、しばらく練る。
(6)お餅くらいの粘度になるまで練り、表面に気泡が出てくるぐらいまでしっかり火を通す。
(7)流し缶(型枠)に流し込み。ヘラで表面をならす。流し缶を少し持ち上げて台に落とす、を何度かして流し缶の中の空気を抜く。
(8)氷水に(7)をまるごと入れて、冷やし固める。
(9)固まったら流し缶から外し、適当な大きさに切る。防風を添えて完成。
★ポイント
・防風(ぼうふう)は、中国北部が原産地で、日本でも中部以北の山地に自生するセリ科の多年草。
・当たり胡麻とは、すり胡麻のことです。液状になるまですり鉢ですったもの、もしくは市販の液状の胡麻を使用。
・(1)で砂糖と合わせることで、伸びやすく、溶けやすくなる。
味はまあ、なんかモチモチしてておいしかったです(一口だけならばの話。画像の量を食べると具合が悪くなるので気を付けましょう)。
で、昨日はちょっと勉強になりました。日本料理には「水菓子」と「甘味」とがあるそうなんですが、みなさん、これの違いはわかりますか?って、なんか司会者みたいな口調になってきたけど気にしないで。
水菓子は果物のことで、甘味は饅頭とかのことを指すそうです。水菓子は季節の果物が主で、日本料理ではメロンが一番高級とされていたそうです。とはいえ、メロン、ねえ。なにがそんなにおいしいんだろうねえ、メロン。そんなに好きか?メロン。
とにかくは結論としては、甘いものは料理の最後にほんの一口。が最高だと思う。料理は味や盛り付けだけじゃなく、"量"も重要なセンスだと、思った。
◎
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
ご支援のお願い
もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。
Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com
ブログ一覧
-
ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」
2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
-
英語日記ブログ「Really Diary」
2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
-
音声ブログ「まだ、死んでない。」
2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
-
読書記録
2011年より開始。過去十年以上、幅広いジャンルの書籍を年間100冊以上読んでおり、読書家であることをアピールするために記録している。各記事は、自分のための備忘録程度の薄い内容。WEB関連の読書は合同会社シンタクのブログで記録中。
- 前の記事
- 曇天の木曜日に思ふこと
- 次の記事
- 第15回岡本太郎現代芸術賞、を見た。