我、思うところ特になし
2017/08/22
ヒロシマに帰ってきて3日ほど経った。広島ではなくヒロシマと書くのはピカドンを意識しているからである。
それはともかく、実家に暮らしてみて思うこと、感じること、特になし。
食材を買いにでかけなくてよい。朝昼晩とご飯が出てくる。勝手に掃除されている。自動的に洗濯されている。
もちろん一応は大人であるので、感謝はする。感謝の念も示す。しかし、だからどうしたのだと思う。
別段メリットだとも思わない。ふつうに、自分でできないことではない。ふうん、こんなもんかと、思う。
まあ、それはともかく、今日荷物が届いたら、すぐさま絵の制作に取りかからねばならぬ。取りかからねば自分がクソ人間になってしまいそうで恐ろしいのである。恐怖であるから、それは脅迫観念にも似て、自分をせきたてる。もっと、もっと、もっと。
おれは人とは違うんだ、人よりも優れているのだ、だからおれはすばらしいのだ、と思える根拠、根拠、根拠。本当はなんの根拠にもならないのだが、思い込みで作り上げる、根拠。
それで、それでというわけではないが、なんとなく、小説を書き始めた。まだほんのちょっとしか書いてはいないが、いろいろといい感じで気取りが無くなった今なら、意外にいい小説が書けそうな気がするからである。まあ、俗物根性としては赤瀬川源平か池田満寿夫あたりを狙っているのである。
とりあえずの書き出しはこうである。
シャワーを浴びるとなんかヌルッとして思い出した。ぼくのちんこ。ああ、そうだった、セックスしたんだったなと、思い出した。
小説がんばってネという人は、いいね!を押すように。こんなことを言うといいね!が無かったときにちょっぴり切なくなってしまうのはわかりきっているのだが、いいね!を夜露死苦。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
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2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。
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2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
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