料理レシピ:ジャガイモのニョッキグラタンとバニラ風味のババロア

  2017/08/22

春は終わった。

なぜなら久しぶりに早起きできたのだ3時に。そう、春眠暁を覚えた。

で、日本人の大好きな寝てない自慢をさせていただきますと、22時30くらいに寝たのに意外なほどに目覚めすっきり。

それから、いつもと違うコースでランニングすると、今度はごうごうと気持ちのいい水音のする川べりがあって、それはいかにもマイナスイオン出してますからねという音で、ぼくはなんだか満ち足りた気持ちになった。まるでどこか遠くの町まで来たような気分にさえなっていた。

そしてまたしてもあたりの緑に感動して、どうしてこうもつやつやとしっとりと緑が濃くて美しいのだろうかと。

ありがたやありがたやと家に帰り制作、制作。素面で見ても、やはりすごくいい。グレイトだ。しつこいけど天才だ。

って、またいつものごとく前置きが長くてとめどないからレシピ書くお。

【ジャガイモのニョッキグラタンの材料】

▼材料(4人分)

【ジャガイモのニョッキ】

ジャガイモ: 500g

小麦粉 : 200g

玉子 : 1個

塩・こしょう : 適量 

【ベシャメルソース】

バタ−: 40g

小麦粉 : 40g

牛乳 : 600ml

生クリ−ム : 50ml

塩・こしょう : 適量 

【グラタンの具】

ニョッキ: 上記のもの

鶏もも肉 : 2枚

オニオン : 1個

マッシュルーム : 1/4缶

白ワイン : 50ml

ホワイトソース(ベシャメルソース) : 上記のもの

ナツメグ : 少々

チーズ : 60g

粉パルメザン : 10g

▼【ジャガイモのニョッキ】作り方

(1)ジャガイモを縦に1/2に切り、それを1.5cm幅で切る。

(2)"根菜は水から茹でる"ので、ジャガイモを水からボイルする。水には大さじ1の塩を入れる。15分程度煮て、スプーンで簡単に割れるくらいの固さにする。

(3)煮えたらジャガイモを取り出し、水の無い鍋に入れ、火にかける。これで余計な水分を取り、粉吹きイモの状態にする。

(4)ジャガイモを裏ごし(パッセ)する。

(5)裏ごししたジャガイモに、"ふるった"小麦粉を加え、練る。卵を加え、よく手でこねる。

(6)打ち粉をして、板状に伸ばす(2〜3cmの厚さ)。

(7)等間隔に切って、四角い棒状にする(この時の太さは普通のキュウリの半分くらいの太さ)。

(8)丸めて、ひも状にする。それをキューブ型に切る。フォークに乗せ、親指の先で中心を押さえ型を付ける。

(9)ニョッキを1%の塩を入れたたっぷりのお湯でボイルする。

(10)ニョッキが表面に浮いてきたら火が通った合図なので、氷水に揚げる。氷水の中で、表面の打ち粉(ぬめり)をよく取る。

★ポイント

・ニョッキはパスタの一種

・ジャガイモは大地のりんごとも呼ばれる。

・ジャガイモがしばしば飢饉を救ったことから、ジャガイモの料理名には、じゃがいもの栽培を広めた「パルマンティエ」という農学者の名前が入っていることが多い。

・(2)でボイルする時、途中で火を止めないこと。止めるとジャガイモが水を吸って水っぽっくなってしまう。

・(10)で氷水に入れることで、モチモチ感がアップする。

▼【ベシャメルソース】作り方

(1)フライパンを熱し、バターを溶かす。

(2)"ふるった"小麦粉を入れ、弱火でよくかき混ぜる。

(3)鍋ごと氷水を張ったボウルに入れ、牛乳と同じ温度まで冷やす(逆に牛乳をあたためて入れる方法でも良い)

(4)牛乳を分量の5/1程度入れ、ホイッパーで混ぜる(焦げ付かないように、なべ底からよく混ぜる)。

(5)(4)を繰り返し、牛乳を全量入れる(とろとろになるまでよく混ぜる)。

(6)塩・こしょうで味を整える。

★ポイント

・ベシャメルソースの基本的な分量【牛乳1L:バター50g:小麦粉50g】

・このベシャメルソースを使ってカニクリームコロッケなどを作る場合は、上記分量のバター・小麦粉を増やして粘度を上げる。

▼【グラタンと仕上げ】作り方

(1)マッシュルームを薄切り。親指大の角切りにする(玉葱を遷移を断ち切る方向に切って、たまねぎ層でばらけさせ、それを切っていく)。

(3)玉葱をバターでソテーする。玉葱が炒められたら、マッシュルームを加える。

(4)鶏肉を、皮の方を下にして、コマ切れにする(肉の縮みを考慮して大き目に)。

(5)鶏肉を、玉葱とは別のフライパンでこんがりと焼き色が付くまで焼く。8割がた火が通ったら、白ワインを入れる。

(6)鶏肉を(3)に入れる。ベシャメルソースを加え、よく混ぜる。

(7)生クリームを加え、塩・こしょうで味を整えてからニョッキを入れる。

(8)グラタン皿に盛り、粉チーズをまぶし、チーズを粗みじんにしたものをまぶす。

(9)オーブンで焼いて、完成。

★ポイント

・(5)の白ワインは、臭み消しでもある。

・味付けは、気持ち薄めにつける(クリーム系は、口の中での滞在時間が長いため)。

【バニラ風味のババロアの材料】

▼材料(4人分)

板ゼラチン: 6g

卵黄 : 2個

グラニュー糖 : 60g

牛乳 : 250ml 

生クリーム : 90ml

グランマニエ : 少々

バニラスティック : 1/4本

黄桃 : 1/2個

キウイ : 1/2個

フランボワーズソース(市販のもの) : 30ml

▼作り方

(1)卵黄に砂糖を入れ、すぐに混ぜる。バニラビーンズを入れる。

(2)牛乳を沸騰直前まで熱する。別途、粉ゼラチンを、氷水で戻しておく。

(3)(1)に、(2)の牛乳を少しずつ入れながら、よく混ぜる。

(4)(3)を鍋に入れ、"80℃"直前まで熱する。ゴムベラなどで、焦げ付かないよう、なべ底から8の字をえがきながらよく混ぜる。

(5)とろみがついてきたら、すぐに火から下ろす。ゼラチンを入れて、混ぜる。

(6)ザルなどでこす。氷水で冷やしながら、固まる直前まで混ぜる。

(7)人肌くらいまで冷ます。

(8)生クリームを氷水で冷やしながら、6〜7分立てにして、(7)に入れる。

(9)香りづけにグランマニエを入れ、とろみが出てきたら、型に流し入れる。

(10)冷えて固まったら、型から外す。細かく刻んだ黄桃・キウイをババロアを囲むように添えて、フランボワーズソースをかけて完成。

★ポイント

・(2)で少量の砂糖を入れると、牛乳が焦げづらくなる。

・(3)は、黄身は80℃で固まってしまうので、注意。

・100℃になると、ゼラチンが固まらなくなるので注意。

・今回はバニラ風味にしたが、抹茶を加えれば抹茶風味にもなる。工夫次第でさまざまなバリエーションが楽しめる。

先日も書いたけど、ニョッキってうまいの? みんな好きなの?誰が考えたんだろこんなんもん。て、あ、ていうか、ニョッキってクレイアニメがあったよねって書いたけど、あれは「ニャッキ」でした。フェイスブックにて突っ込まれ、思わず吹き出してしまった。そもそも単語として似すぎだろ。ニョッキニャッキニョッキニャッキギャー!あー、それにしてもひさしぶりにレシピ書いた。こんなに大変だったっけ……。まあ、勉強勉強。

ではまた明日。ごきげんよう。

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

ご支援のお願い

もし当ブログになんらかの価値を感じていただけましたら、以下のいずれかの方法でご支援いただけますと幸いです。

Amazonギフト券で支援する
→送信先 info@tomonishintaku.com

Amazonほしい物リストで支援する

PayPalで支援する(手数料の関係で300円~)

     

ブログ一覧

  • ブログ「むろん、どこにも行きたくない。」

    2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。

  • 英語日記ブログ「Really Diary」

    2019年より開始。もともと英語の勉強のために始めたが、今ではすっかり純粋な日記。呆れるほど普通の内容なので、新宅に興味がない人は読んで一切おもしろくない。

  • 音声ブログ「まだ、死んでない。」

    2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

  関連記事

空気を精読しようとする人々は

2007/12/27   エッセイ

予定がフイになるのはあまり気分のいいものではない。特に自分の立てた計画に忠実に動 ...

さくら様

2008/04/04   エッセイ

咲くにしろ散るにしろ、急かすのはやめてほしい。

安居酒屋の安い人(ちょい呑みの功罪)

しばしば身なりがその人の格を表すように、店もまたそのようにして格を表す。来店して ...

ある英国人との出会いと別れ

「彼の名前はバーナード・ショー。有名人なのよ」 かのイギリスの大作家本人と勘違い ...

暴走しているのはメディアか、群衆か(日清カップヌードルCM中止に見るメディアと世論)

私は、以下のニュースに接して首を傾げた者である。 矢口さんら出演のカップヌードル ...

当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited. All Rights Reserved.

Copyright © 2012-2024 Shintaku Tomoni. All Rights Reserved.