グループ展「ARTIST IN REVOLT」PLAY room (オランダ) 2025/4/4-4/27

オランダで開催される以下のグループ展に参加いたします。

  • 展覧会名: Artist in Revolt
  • 会期: 2025年4月4日~4月27日 / 金曜日〜日曜日 13時~18時
    (予約制)+31 6 208 97 951
  • オープニングレセプション: 4月4日(土)18時~21時
    *初日のオープニングでは、新宅がケーキを切るパフォーマンスを行います。
  • 観覧料: 無料
  • 場所: PLAY room Westzijde 99, 1506 GA Zaandam, The Netherlands Google Map
  • 参加作家: アイ・ウェイウェイ、エアコ・キャラバン、ポール・マッカーシー、マグデリーン・ファン・エルセル、エカ・エプス、イヴェリーン・デ・ヨン、テッポ・コルテ、ジョイス・オーフェール、ラルフ・ポセット、新宅睦仁、ニック・J・スワース、ヴァニア・トゥゾフ、ジャスミン・デ・フリース
  • Webサイト: www.playroom-zaandam.nl
展示コンセプト:
「急進的変革のためのポップアートという手段」

芸術と文化は、社会を一つに保つセメントのような存在です。政治が分断を助長している今こそ、芸術も戦いの舞台に立つべき時です。

『Women in Revolt(反逆する女たち)』は、アンディ・ウォーホルがプロデュースし、1971年にポール・モリッシーが監督した映画です。これは女性解放運動を皮肉った映画で、ヴァレリー・ソラナスと彼女のSCUMマニフェスト(男性抹殺宣言)に焦点を当てています。ソラナスは1968年にウォーホルを殺そうとし、重傷を負わせました。この急進的フェミニストにとって、ウォーホルはポップアートの王であり、世界のすべての悪を象徴する存在でした。しかし、多くの芸術家はこの事件をきっかけに、ポップアートを急進的変化のためのツールとして使うようになりました。

一見すると矛盾しています。ポップアートは1960〜70年代に消費社会を祝福していたのに、今ではその社会を批判する手段になっているのです。世界中のアーティストが、ウォーホルの遺産を基盤に、女性の権利、環境、ブラック・ライヴズ・マター、あるいは独裁者の失脚を訴えています。ポップアートのビジュアルは、大衆の心をつかむのに最適なツールなのです。

この展示会でPLAY roomは、世界的な右傾化に対するカウンターを提示します。すべての人が平等な理想社会を、私たちはどうやって夢見続けられるのか? 異なる集団をどうやって繋げられるのか?
PLAY roomの答えはこうです:行動せよ、対峙せよ——そして、そこには健全なユーモアも欠かせません。

新宅は「Let's Eat, Everyone」シリーズの新作3点を展示いたします。また、初日のオープニングでは、ケーキカットのパフォーマンスも行う予定です。

もしオランダに来られる機会があれば、ぜひお越しください。

Group Exhibition Artist in Revolt  PLAY room (The Netherlands) April 4th to April 27th, 2025

Group Exhibition Artist in Revolt  PLAY room (The Netherlands) April 4th to April 27th, 2025

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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