転がるのも自由
2017/08/22
今朝、目の前のOL風の人が居眠りしていたんだけど、始めわずかに開いていた口がどんどん広がっていって、最後には完全にアホの顔になっていた。顔を作る、とかよく言うけど、それはあながち無駄なことでもないのかもしれない。
デートの時には顔を作りなさい。
ラジオで面白い話を聞いた。スウェーデンのある少年が(たぶん中3くらい)好きな子にラブレターを書いたそうだ。しかし返ってきた手紙は残念な結果で、失恋した彼はその返事の手紙を燃やして気持ちを晴らそうとしたんだそう。
しかしその手紙を燃やすだけのはずが野原に燃え広がって(スウェーデンの野原とかかなり壮大そうだ、てゆうかラブレター燃やすのになぜ野原?)、260平方メートル(記憶が定かではないがかなり広い)ほどを焼いてしまったそう。
少年は裁判にかけられるらしいんだけど、ぼくとしてはこういう奴は好きだなあと思う。
「まず、野原で何をしようとしていたのか?」
「はい。手紙を燃やすつもりでした」
「何の手紙を?」
「ラ、ラブレターを」
「誰宛ての?」
「え?いや、同じクラスのピピロッティちゃんに」
「検事、参考写真を」
スライドでラブレター相手が映し出される。
「この娘が好きだったのか?」
「は、はい」
「こういうのが好みなのか?」
「は、はぁ」
「どこがいいんだ?」
「い、いや、頭がいいところ、いや、全部、全部です」
「つまり、恋の炎が燃えさかっている、と?」
「は、はぁ」
「だからといって野原を焼くんじゃない!バカモン!」
あー、すいません。ではでは皆様よい三連休をば
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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