許容範囲は秒単位で違う
2017/08/22
某駅のトイレに書いてあった落書き。恐怖の恐も書けねえおめえが怖いわっ! と心の中で突っ込みながら撮影。
いつも通りの土日。どこにも行かなかった。別にいいけど、なんかよくないというか、連れ出されたい、かもしれない、とか思う。自発的な出掛けたい欲求はあいかわらず無いけれど、まあ、どこかに、引きずられたい。
中国現代美術が今バブルらしい。幾多の作品が破格で取引されてるらしい。で、そうかそうか、中国はいいんだぞ、と僕は後押ししたい。なんというか、中国の美術にはダイヤの指輪はめてる白人の横で怖いくらいの真顔でプルタブを指にはめてすましてんのか怒ってんのかわかんないけどとにかくは邪魔する奴は指先一つでダウンさせるようなストレートなおもしろさがある。で、描写はたぶん西洋よりよほど巧みで超絶技巧と呼べるほどなのに、どこか汗くささがつきまとっている。なぜだかはわからないが、独特な湿り気を感じる。要するに魅力的なのだ。つーか魅力的の一語で済んだ気がする。徒労。
まあなんにしろ、売れてんならいいよね。少なくともラッセンとかがブームになるよりよほどいい。がんばれ中国! と、別に中国の肩を持つわけじゃないがとりあえず美術だけは応援してもいい、な。て、そんな言うと何様だ! って拉致られそ。とか言うと北朝鮮と混同すんな! っていよいよ怒られそ。いやあ、餃子は好きですよ。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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