芸術を愛していない

最終更新: 2017/08/22

つまり、どこにも行きたくない-F1000084.jpg

電話しながら自画像を描いたらこうなった。母とかが電話中にメモ帳にガリガリグリグリやるあれの延長線上である。
○○しながら描く、というのはもしかすると面白いのかもしれない。歩きながら、話しながら、電車に揺られながら、飲みながら、食べながら。
今日もまた秋葉原に向かう。おつかれさま、東京アンデパンダン展の作品搬出なのである。ご苦労なことである、僕たち。
そういえばと、ふっと秋葉原無差別殺傷事件のことを思い出したが、秋葉原駅に降り立てど悲惨な事件のかけらすらも感じられないのは、平等すぎる時の流れの非情さの証左であろうか。
我々は忘れてしまうから、書き留めておかねばならない。しかし書き留めたことさえ忘れてしまう。しまいには、忘れたことさえ忘れてしまう。
いったいに、生まれて、生きて、結局なにが残るのか。
別に落ち込んでるわけでもなんでもないんだけど、結局最後に何が残るんだろう。
あれは春のことで、夏のことで、いやいや秋の、うんにゃ冬のことだった、って、まったく何も覚えちゃいない。
いい加減なもんだ、が 、そうでなくっちゃ困るのだ。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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