格言で気づけること

  2017/08/22

つまり、どこにも行きたくない-F1000988.jpg

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしいが、重大に扱わねば危険である。
芥川龍之介
この格言は前になんかの本で読んで知ってたんだけど、昨日ラジオからふと流れてきて、改めて含蓄のある言葉だなあと。前から知ってましたよといちいち書く僕は、やっぱり事故顕示欲の強い男だなあと。いや虚栄心かなあと。オブラート。
って、そこから何を考えたってわけでもなく、今朝もまたデイズジャパンというフォトジャーナリズムの雑誌を読んでたんだけど、むしろ芥川の格言は全然関係なく、その雑誌から次のようなことを思った。
前にとある知り合いが「アートって言葉嫌いなんだよね。ピースとかとおんなじでさ、すごく嘘臭いんだよ」と言っていたんだけど、それはたぶん、リアルな「WAR」が身近に無いから対義語としての「PEACE」の意味が脆弱かつ曖昧になってしまってるんじゃないか。
死を強く感じた時にこそ自身の生の存在をありありと感じられるように。
そうすると「ART」という言葉の嘘臭さの正体が見えてくるような気がする。
現代では、身の回りが「アートばかり」だから、土や空気と同じようにいつでもどこでもいくらでもあり面白くもなんともないもの=ARTアートあーと、それを何度も何度も繰り返し繰り返し「これがアート」「アートは素晴らしい」「アートのある生活」「心の栄養、アート」「知らない自分に気づかせてくれる、あ~と」などなどなどなど……。
それでいつの間にか「アート」という言葉は「いい天気ですね」みたいなどうでもいい言葉になってしまって、アートって言葉はなんか嘘臭い、となったんじゃなかろうか。
あ、なんか今日は中途半端だ。不完全燃焼。また明日

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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    2020年より開始。日々の出来事や、思ったこと感じたことをとりとめもなく吐露。死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。

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