人間万事酩酊が吉
最終更新: 2017/08/22
からしみたいにも見えるけれど、これはかぼちゃペースト。
更新が空いてしまったけれど木曜日の夜、酔っ払って帰ってきて一人「料理用飲むな!」と自分で注意書きしておいた安物の白ワインを飲みながらかぼちゃを茹でて裏ごし、バターに砂糖にと混ぜ混ぜ、それをフランスパンにべたべた塗りつけもぐもぐぐびぐびもぐもぐぐびぐびぐだーー、zzzzzzzz……、と、まさしく夜の帳へと一人孤独を抱きしめて溶けていったのであった。
酔っ払ってかぼちゃペーストを作る27歳独身男性(誕生日は3/29日なので現時点では26才)を想像してみてほしい。おお、そこはかとなく素敵ではないか。
しかし実際次の日に素面でそのかぼちゃペーストを食べてみたら大してうまくもなくて、今現在も冷蔵庫の片隅で眠っておる。いや、もちろんちゃんと食べるけどね、うん。
で、この三連休はとにかく絵を描いている。最近さぼりがちだったから。昨日とかかなりはかどったぽいよ。でもね、その前日、金曜日は「絵描かなきゃ描かなきゃ」と思いつつもだるくてしょうがなくてほとんど描かずじまいで、そのまま惰眠を貪ってしまい、するとこんな夢を見た。
ミサワくんというARTDISFORの大ファン、というかコレクターの方が居るんだけど、その人とお花見か何かしている。ほかに誰か女性が二人くらいいただろうか。なぜか話題は朝鮮人とか、人種問題に関することを話し合っていたように思う。
で、そのミサワくんが僕の口におもむろに手を突っ込み、僕の上の歯の犬歯あたりをつまみ、「これねえ」みたいことを言いながらぐらぐらさせてボキィッと引きぬく。僕は「なっ…」と言いながら口から大量の出血。ミサワくんは笑顔で、もう一本その隣の歯を引き抜く。またしても「なっ…」と僕。
しかし頭の中はひどく冷静で「差し歯の人生が始まるのかあ……」なんて考えていた。
コウダミク?か誰かが言ってたけど、歯が抜けたりくだけたりって夢は、自分の老いというか、容姿の衰えにに対する恐怖などを象徴しているらしい。その発想でいくと、おそらく僕は「絵を描かなくちゃいけないのに惰眠を貪っている」という、理想の自己と現実の自己との間のギャップから、そのような夢を見た
のではなかろうか、と。
つーか、歯が砕けたり抜けたりって夢、僕はけっこうよく見るんだけどね。うん、なんか自分の行く末に恐怖感じてるね。たぶん。

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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