下北沢のDORAMA( 古本屋)最高!

最終更新: 2017/08/22

つまり、どこにも行きたくない-F1000962.jpg

昨日、ついついたくさん本を買ってしまった。
森村泰昌の妄想芸術なんたらかんてらって本と美術手帳の2月号と女流画家についての新書と赤瀬川源平が日本にある名画を解説している本(これは完全に赤瀬川だっ!で買った)、他、雑学の本。で、占めて2300円少々。
これらの本を買った時点で自分が賢くなった気になって満足してしまう。コレ、本というものの隠れた特性ではないかと思う。
まずは美術手帳を読み始めてみた。今回のはキュレーターの特集をしててもしかしたらCASHIが出てるかなあ、なんて思って買ってみたんだけど残念、出てなかった。無人島プロダクションは出てたけども。
閑話休題。
今日の画像は数週間前に撮ったやつで、いわゆる路上ミュージシャン。全身タイツの体に電球貼り付けてピカピカさせて何かしらを歌っておった。発電機が見当たらなかったから「電気はどうしてんの?」って聞いたら「この電柱から取ってます」
って、犯罪じゃねーか!って僕はすかさず突っ込んだんだけど、ミュージシャンはちょっと照れ笑いのような申し訳ないような曖昧な表情をして、しかしかまわず歌い始めてしまった。
彼は有名になりたい、みたいなことを言ってたような気がするけど、何がしたくて何を伝えたくてそもそも何者なのか名前すら僕にはよくはわからなくて、そんなだからネットで検索をかけることもできず、だから多分彼は今も変わらず無名で居るんだれうな、なんて思う。
公明党のポスターに「元気がないんじゃない。元気のやり場がないだけだ」なんて明らかな若者向けのプロパガンダが謳われてたけど、ちょっとわかる気がしてしまうのは僕が若者だからだろうか。
そう考えると彼は元気のやり場を持っているということになるのだろうか。彼の元気はそこでそのように消耗されるための元気なのだろうか。
とにかくは元気の使い方がその人の人生そのものになるんだろう、な。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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