コメントに人生が揺らぐよう
2017/08/22
一昨日あたりのブログのコメント欄が炎上した(自分の中では)。
コメント=自分への関心という捉え方でうれしくなるが僕は赤面症だが目立ちたがり屋だったりする。
今は飲み屋で一人飲んでいる。ラジオから小学校の臨間学校で歌ったスピッツのルーララ宇宙の風に乗るという歌が流れてきている。
寺山修司に影響されたということにして今日はポエム調に。
8時を過ぎて忘れかけていた小包
不意にインターホン、僕は酒を飲んでいた。
小包というには大きすぎる発泡スチロール、僕のサインと交換する
早速開けると知ってはいたが甲殻類なのだった。
とりあえずは冷凍しておいた。友達を呼んで楽しく、できる限り楽しく、カニ鍋にしよう、それがたぶん、一番の親孝行、だろう。
甲殻類は冷凍庫の中。静かな夜は僕だけのもの。
そのカニを選んだ場面を思う。旅先の母親は笑っている。
笑っている母親の顔がリアルに僕の脳裏で像を結んだ瞬間、刻まれたしわから僕の幼少期に飛び込んでゆく。
そのシワの一本一本が、僕という人間のリアルを覚えている。
しかし、覚えていることが悲しかったりする。
そのシワは健全だろうか、不本意だろうか。ひとつ確かなことは刻まれ続けるシワは止まらないということ。
いつの間にか眠る。
止まる夢を見る。しかしさかのぼりはしない。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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