オバマに見るヒーロー像(適当)
2017/08/22
ケニアドリームだとかいうことになってるらしい、オバマさんの当選。オバマさんの祖母は「幸せすぎて死にそうだ」という老婆らしからぬコメントをしたようで、なんだかんだ外人というのはカッチョエエもんやなあ、と思う。いや、カッチョエエのはそのように翻訳した人かもしれない。
これはきっと日本人的発想なんだろうが、オバマを支持し熱狂してるやつらってのはほんとにオバマの思想なり公約なりを理解しているのだろうか。日本人が政治に疎いだけで他国の人々はビンビンに政治に関心があるものなんだろうか。
というわけで勝手な想像としては理解してオバマを支持している人2割、わけわからんけど支持している人8割、ということにする。
ヒーローの本質は雰囲気だと思う。ヒーローといえばウルトラマンや仮面ライダー、ゴレンジャーといろいろあるが、共通しているのはみんな生身の人間ではないということ。
ギラギラしたメタルっぽい戦闘スーツを着て、いかにもすごいビームがでるような拳銃を持っている。
誰が見ても強そうだと感じる見てくれがある。
すっぴんで生身のまま戦っても強いんだろうけど、それだとどうも「むちゃくちゃつえぇ!(根拠はないけど)」という感じが伝わらない。
そんなこんなで思う。オバマは黒人だったから当選したのではないか、と。
相次ぐ金融不安に、またそれの釈明会見などする白人、白人、また白人に、ある種の失望感が生まれて、そこへもって真っ黒な黒人に、「彼なら何かやってくれる!(ようわからんけど)」というような、白の中で一際存在感のある黒となって、そして今回の当選に至ったのではないか。
という、色彩が苦手な一画家としての軽薄な考察でした。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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