われらが東宝大工センター
2017/08/22
別に東宝大工センターで働いてるわけでもなんでもないんだけどね。でも東急ハンズよりよっぽど好きです。なんてったって木材カット代が安い!
というわけで昨日はARTDISFORの次の作品用のパネルを制作すべく木材を買いに言ったのである。今度のワンダーサイトに出品しようと思い、規定のF120号ぎりぎりぐらいの189㎝×125㎝のを制作予定。
というかCASHIの人も言ってたけど、実は芸術家って体力勝負なんだと思う。だって無かったらなんでもかんでも自力で作ろうとするんだよ? って話。
でもきっと世間のイメージは戦争がYouTubeで流されるようになった現代でさえ、関根正二だったか、肺炎に冒されゲホゲハ言いながらも家族がその腕を支えながらサインを書き入れたとか、まあとにかくはゴッホみたいな感じで、“病的”“イってる”“不遇”“孤高”とかいうドロンドロンしたところで捉えられてるんだろう、と思う。
絵描いてる、と人に言うと時候の挨拶のように決まって返される「絵って死んでから売れるもんなんでしょ?」というような言葉は、さながら「FAXって紙が電話線の中をまるまって飛んでいって届くんでしょ?」と同義なぐらい、アナクロな発言だと思う。
しかし誰もそのアナクロな発言を恥じる者は居ない。FAXの話なら赤面の一つもしようが、芸術に対するそのような認識はいまだにまかり通っている。そしてなにより恥じない理由として、“芸術なんて重要じゃないし、そもそもよくわかんない”で、なんの問題もないし、それでオーケーなのである。
って、なんだか朝っぱらから怒ってる風だけど、なんだか今朝は話があらぬ方向にいってしまった。
とにかくまあ皆様よい日曜日をお過ごしくださいませ
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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