かたい頭に影響力

最終更新: 2017/08/22

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またしても世界堂に行く。初めてスーパーフライの真似をしてる女を見た。頭をヒモでしばってた。昔、原稿用紙を縛っていたヒモにそっくりだった。出がけに鏡に向かって斜に構えてそれを巻いてるのを想像するとかわいそうになってイタイなあと常識人ぶって憐れんで自分の立ち位置にあさはかーに安心しておいた。
その隣には彼氏とおぼしき男が居たんだけど、案外に楽しそうだったから、そりゃまあ個々人の自由だわなと結論づけた。
彼らは祝福されなくても永遠に幸せだろうと思った。だって幸福はきづかないところにこそあるものだろうから。
早朝起床して日が登るころベランダに出て、そこから山頂付近がちょっとだけ見える低い山を見ていた。家から山が見えるのはいいものだとモウロク爺のようなことを思う。朝の肌寒さもまたいい。そう感じる僕の感性もいい。描き進めてる絵もグッドだ。いろいろよくてグッドモーニングだ。太った犬と太った飼い主がベランダに立つ僕を見上げて、犬だけ吠えた。

何かしら思った方は、ちょっとひとこと、コメントを! 作者はとても喜びます。

わかりやすく投げ銭で気持ちを表明してみようという方は、天に徳を積めます!

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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