あらゆる計画無計画
2017/08/22
絵の描き方とか習ってる時によく聞いたけど、一回描いたものを疑ってぶっ壊してまた描いて、というような行為がリアリティになっていく、そういうことをよく言われた。そういう気が遠くなるような手数を踏んで作り上げられたものは、少々カタチが歪んでいても遠近感が狂っていても色が濁っていてもいいんだ、器用にそつなく制作されたものより“強いんだ”、とか教えられていた。
その時の僕は深くうなづいていたけれど、今の僕は、あー、それなら老人がボケ防止のために始めたちぎり絵とかむちゃくちゃ力強い作品ということになるんだなー、そうそう手とかノリでべったべたにして毎日ちょっとずつちょっとずつ、ほとんど偏執狂みたいに制作していくんだから、そりゃあつよいわ強いわ素晴らしいワイ、て、なわけあるカイ! っバカがー。
まあそん時の先生方が言ってた真意はちゃんとわかってるつもりだけど、今となるとどうでもいいなー、とか思う。
って、別に反抗的な気分なわけでもないんやけど。言ってみただけ。
明後日から雨らしいから、洗濯をしておかないと。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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2007年より開始。実体験に基づいたノンフィクション的なエッセイを執筆。アクセス数も途切れず年々微増。不定期更新。
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2020年より開始。ロスのホームレスとのアートプロジェクトでYouTubeに動画をアップしたところ、知人にトークが面白いと言われたことをきっかけにスタート。その後、死ぬまで毎日更新することとし、コンテンツ自体を現代アートとして継続中。
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