これぞ日本という感じ

最終更新: 2017/08/22

いつか日本は第三世界へと舞い戻ることになる、とか大仰なことを言いながら歴史地理社会はサッパリな26歳男子、独身、一人暮らし、自称アーチストの新宅睦仁です。

閑話休題。

色んなメディアでの日本に関しての記事で、経済大国から転落とか、GDPが中国に抜かれる、なんてのを見ると、なぜにちょっと危機感を感じてしまうのだろう。日常、およそ国家などという概念とは無縁な生活を送っているのにも関わらず。

日本人の血とか、そんな立派なもんじゃない気がする。ただ、漠然と生活が変わりそうで、例えば卵が高級品になったり、米が5キロで5万円もするようになったり、そんなことになったらイヤだなあ、というようないつかのノストラダムスの大予言にも似たゆるーい危機感なんだと思う。

ゆるーいから、なんか楽しい時とか、すっかり忘れられてる、その危機感。しかし時々は思い出して、ああ危機感、となる。

危機感というものは人類を進歩させてきた欠くべからざる主要因ではあると思うが、僕の感じるような危機感は、何も生まないだろう、と思える。

月並みなたとえだが、日本を船だとする。船は傾き始めている。今ならまだ立て直せるかもしれない、が僕の危機感では、傍観してるのがせいぜいだろう。それからいよいよ船が沈み始めても、なんとかなるさ、と寝転んでいる。海に落ちて始めて、沈んだ!大変だ! と騒ぎ始める。

だから何って、そりゃそうなんだけどね、なんだか、たまには憂国的な気分にもなるんだよ。僕は、何をなすべきかって、空回りのしかめっ面で。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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