ほぼエッセイ、ときどき現代の美術とアート。

映画「ターネーション」を見た

  2017/08/22

昨日は9時に寝て今日は1時半に起床。絵の制作4ゲームにランニング。休日並みにやってやりました。また間に合うかどうか心配になってきてあせってるせいもあって。

しかし昨日、樋口に教えてもらったフジファブリックのFABFOXというアルバムがAmazonから届いたので、それを聞きながら超ハイテンションで、4時間があっと言う間だった。

中でも下記の「銀河」という曲はすばらしくいい。

http://www.youtube.com/watch?v=2uOVDvzMtsY

朝もはよからぱっぱぱっぱぱっぱぱっぱぱっぱらぱっぱぱっぱぱっぱぱっぱぱっぱぱっぱらぱっぱと歌いながら一人で踊ってました。しかし正直、この曲以外はあんまよくない。でもこの曲はいい。それにしても邦楽はちゃんと歌えるのがいい。ハウスやテクノもいいのだけれど、たまには口ずさみたいのだ。歌いたいのだ。

しかしなんだか目が重くて開きにくい、と思っていたら、そうだった、昨日はかなり好きだった女の子にフラれた上にあなたとの未来が想像できないとかいう捨て台詞を残されたのかという"くらい"泣いたせいである。

本日のお題のターネーションという映画のせいであるのだが、しかしこの映画、何が悲しいというわけでもない、何がつらいというわけでもない、そもそも、何がおもしろいというわけでもない。

ある壊れた家族、薬物や精神障害や暴力などで不幸になっていく家族の物語で、本日の画像にあるような無数の断片的なポートレイト写真に激しいエフェクトをほどこした映像に、生い立ちなどのナレーションが延々と流れるという構成。ストーリーなどはあってないようなもので、何がなんだかよくわからないと言えばそれまでの内容なのである。

わかりやすく言えば、結婚式で流れる新郎新婦の生い立ちビデオ、もしくは明治安田生命の小田和正の曲とともに心にくい写真が流れるCMを、パンクでサイケに加工しまくった感じなのである。

何を隠そうぼくはこういう感じのやつに弱いのだ。しかしよくよく考えたら、そうそう新郎新婦の生い立ちにそこまで深い関係もなし、明治安田生命のCMにいたってはどこのガキだかババアだかわかんねえやつが泣き笑いしているだけなのである。にもかかわらず、ほんのわずかなCMの時間で喉の奥にぐっと涙の前兆の固い唾がこみ上げてきてしまうのである。

そんな映像が延々1時間半足らずも続くのだ。ぼくの涙の量と言ったら、それはもう目薬一本分くらいはあったのではなかろうか。

しかし、泣いた泣かないはさておき、ぼくとしてはいい映画だと思った。

漠然と、人生には山も谷もある、それが不幸なのか幸福なのかはわからない、ただ時間が流れていく、関係が変わっていく、人も変わっていく、すべてが変わっていく、しかしそれでも人生は続く、そして人生がなんだったのかは、結局わからない、というようなことが、ほんとうに漠然と伝わってくるのだ。理屈ではなく、感覚として伝わってくるのだ。

実際のところ、ぼくはちょっとひさしぶりに死にたくなった。人生の中でいまが最高だ、そう思える瞬間に、自分で人生を終わらせるのも悪くないかもしれない、なんて。大量の睡眠薬とか、3階という低いベランダからの落下を思ったりした。

しかしそんな夜ののち、さっそく1時半に起きてストイックに活動してるあたり、ぼくはなんだかんだ生きる気満々のよう、というか死んでしまうのが怖い、自分という存在が消滅するという"自然"であり"真理"であり"絶対"が怖い。今日更新した読了本の「【動物農場】ジョージ・オーウェル/角川文庫」http://t-shintaku-books.blogspot.jp/2012/09/blog-post_14.htmlの中に書いてあった一文なのだが、結局「人はただ死ぬのが恐ろしいばかりに生きている」だけなのかもしれない。

まあ、そういうことのような気もする。また例によってニーチェ先生は言っている。

生きるとは、死のうとする何者かをたえず突き放すことであると。

昨夜、ぐっと身近に、ぼくの手の中胸の中にあった死が、いまはいちおう足の裏ぐらいに突き放されている。

突き放すといったって、きっとその程度の間合いしか取れやしないのだ。生まれてこの方、生きている以上、いつなんどきも死を内包していない瞬間などあったためしはない。だから死ぬまで生きるだけ。

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