1日は長く一年は短い
2017/08/22
ようやく1日が終わったと感じる今日という日は………とまたうっとうしい書き出しをしようと思ったんだけど、夜は始まったばかりなこの時間にすでにしっかり酒臭いおっさん二人が「本社はーあれだよ、あれだよ、あれだよ、あれなんだよ、」と、あれってなんなんだ!!という感じでしゃべくっている。
本社では、埋めて、気候がなんとかで、っつって、この方々にコンプライアンスという意識はないのだろうか、また教育は受けていないのだろうか、ああそうかこんな時間にしっかり出来上がってるってことは無職なのだな、そーかそーかそれなら納得だ、ってばか。
てか今日の画像だけど、みんながみんな新年を新たな気持ちで迎えると思ってんじゃねーぞ、そういう先入観や決めつけが不和の元だろーがっ!
っつってもそんな怒ってないけど閑話休題しとくけど。
いまデザインの本を読んでんだけどやたら興味深い。キシリトールガムのデザインとか麒麟淡麗生とかがデザインされるまでの流れとかが詳しく載ってて、デザインとはこういうものか! というのがよくわかる。どうでもいいけど佐藤卓(キシリトールガムやクールミントガムをデザインした人、いやいやガム以外もたくさんデザインしてるんだけども)って芸人みたいな顔してんな。ひょうきんすぎるぞなんだか。でもデザインはどれも素晴らしい、うん人間顔じゃない、ね。
でまあその本をパラパラめくってて思ったんだけど、フォントによる印象の違い、ロゴに込められた意図って特に興味深い。
麒麟淡麗生のフォントも決定にいたるまでにいくつも案があって、あーこれじゃちょっと弱いしこれじゃ味がうまく表現できてない感じがするとか、素人の僕でも色々感じて、確かに最終のいま流通しているデザインが一番しっくりくるんだなと納得させられる。
あらゆる施設あらゆる団体で必ずといっていいほど作られているロゴとかも、今までぼくはとにかくはかっこ良くまとまってんなくらいにしか思ってなかったけど、デパートや美術館なんかのロゴをよくよく見てみると確かにイメージとよく合ってんなと思った。たとえば資生堂のロゴとか、確かに清潔感のある綺麗なものを作ってるって感じがするもの。って、確かに確かに言い過ぎだけどそのくらい納得しているのである。
で、最近ぼくはART DIS FORのフォントを別のに変えたいなあなんて考えてんだけど(単純に見飽きたからなんだけど)、ロゴってのは“何を伝えたいか”“どういう印象を持ってほしいか”で、ほとんど必然的に決まるんだと思う。
攻撃的な感じを出したいなら角張ったフォントがいいだろうし、柔らかさなら丸みを帯びさせて、無感情、ニュートラルな感じを出したいなら細めのスタンダードな感じのフォントがいいだろう。
そんなことを考えて、ああ僕らはどう思われたいのかな? と。
広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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