熱いうち、光あるうち、先へ進め

最終更新: 2017/08/22

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なんだかよくわからんがシュールな感じがしたので撮影したポスター。近所のチンチン電車乗り場にて。
なんかいろいろ書くことがあったような気がするけど今は思い出せない。
そうそう、昨日は自分の子供のころの8ミリフィルムを見た。ビデオがあるなんて知らなかった。だけど家族は「あれ?見たことなかったっけ?」などと、適当なものである。
映像には、写真にはないリアリティがあって、僕は確かにその時その場所で息をして泣きわめいて飯を食ってウンコをして縦横無尽に動き回って、とにかくは生きていたんだなあ、と当たり前すぎる感慨にこれまたベタベタに胸が詰まった。
そしてやはり不思議だった。写真を見ても思うのだが、そこから今の今までが途切れずつながっていることが、不思議だ。僕はその頃から変わらず僕で、今も僕で、僕はずっと“僕”をやってきたんだよなあ、という事実が、にわかには呑み込めない。
なんか、あまりにも美しい幸福そうな映像に、今の僕が、僕の存在それ自体が、ある種の罪のようにも感じられた。
別に、その頃に戻りたいとは思わなかった、けれど、その空気を、それに近いような空気を、今の僕で、胸一杯に吸い込んでみたいとは思った。

何かしら思った方は、ちょっとひとこと、コメントを! 作者はとても喜びます。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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