浅ましき腹

  2017/08/22

今日は訳あってクレーマーになってみたんだけど、やはり気分のいいものではない。世の中にはクレーマーの申し子のような人も居るらしいが、長生きはできないだろーなと思う。

まあそれぞれのクレーマーには欲求があって、それを押し通すために悶着を起こす。今日の僕もそうで、棚ぼたほどおいしいものはないと思う。

世の中には正当なクレームもあろうが、できればどんなに正しいクレームでも子供には見せたくないと思う。我が子には。

ある出来事が起こる。それは人に一定のストレスを生じさせる出来事で、心が狭いとすぐに許容量を超えて、ストレスは怒りに変換される。それから怒りは喉元で一瞬、渦巻いて、それでも抑え切れなかった怒りは、暴力となって口から飛び出してゆく。

そんな時、どこの誰が申し訳ございませんで納得できるというんだろう。無駄に激しく燃え上がる怒りのエネルギーに、謝罪のエネルギーはあまりにも省エネで、楽な行為に違いない。叫ばれる誠意はもちろん言い方などではなく、具体的な金品だ。

と、やたら眠いので終わり。炊飯器のタイマーは19時にセットされていて、今日は優しいご飯の香りが僕を出迎えてくれる予定。何食べようか、お腹は空いてない。

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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