切り取って飾れる空気
2017/08/22
また夜がきた。なぜだか静かだ。電車の揺れる音がBGMみたいだ。
あー、今日は文章が思いつかない。いつもだいたい暗めな文章だけど、今日は人間として最も慎むべき行為の一つである愚痴をまき散らしてしまいそうだ。と、なだれこんできた人波に、背を押されてよろける。
いつか難しい顔で四六時中この人生のなんたるかを考えていた。なぜ生きるのか、その理由が無いのなら、とても生きてはいけないと思っていた。むしろ死ぬべきだと思っていた。自分でこねくり出したムリヤリな理由でもいい、とにかくは何かしらはっきりとした、僕を納得させられる理由を見つけなければならないと、躍起にもなっていた。
それからまあ、紆余曲折。渡米したとか刺青入れてみたとか具体的な行動は何一つないけれど、頭の中は別物じゃないかというくらいに変わった、自分ではそう思う。
思い返してみる。今まで自分に起こった種々の変化は果たしてプラスだったんだろうかと。まあ当然のように良いも悪いも断定できるものでもない。ただ、今こうなっている以上、その自分を受け入れるしかない。

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。
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