かつて日の目を見たかった

最終更新: 2017/08/22

つまり、どこにも行きたくない-F1000902.jpg

僕ら(新宅睦仁と樋口師寿)の未来が動き出した。
大げさかもしれないけれど、そう思う、というかもともと未来は刻一刻と動き続けてるんだけど、昨日ほど未来が動き出したと感じられたことはない。
昨日は『CASHI』というギャラリーにプレゼンに行った。2008年6月にオープンした若いギャラリーなんだけど、作品の質は非常に高く、というかリンク貼れよという話なんですが……と、URL引っ張ってきました http://cashi.jp/ です。コピペしてホームページを見てみてください。
でまあプレゼンに行ったんですが、くたばれ東京藝大展の次の個展である『shopping』がおもしろいねということになり、先ではありますが来年、展覧会をしようという話になりました。
まだ詳細はわかりませんがshoppingを大幅にパワーアップさせた内容になるということは確かです。shoppingってなに?という方はhttp://adf.ifdef.jp/にてチェックするが吉、大吉、幸運になる、グローバルストーン。
というかいままで普通に個展してたくせに何をいまさら個展が決まったと喜んでるんだと思われる方も居るかもしれませんが、今までの個展は全て「貸しギャラリー」であり、CASHIというギャラリーは「企画ギャラリー」なのです。
貸しギャラリーというのは基本的にこちらがお金を払いさえすればおばちゃんのパッチワークから老人の風景画まで、そして若者の絵や彫刻やアクセサリーまで、つまり僕らのような「くたばれ東京藝大」とかいうのまで、とにかくはなんでもどうぞお好きにお使いください、だけどお金は払ってねという、要するにカラオケボックスみたいなものなのです。
しかし企画ギャラリーというのはオーナー=ギャリストが作家を選ぶのである、つまりカラオケボックスではなくスタジオみたいなものなのである。いや、貸しスタジオもあるからスタジオというと語弊があるかもしれないけれど、とにかくは「誰でもどうぞ」というわけにはいかないのが企画ギャラリーなのである。
それに貸しギャラリーでは基本1週間とかの短い期間でしか展覧会をやらないが(要するにたくさんの“お客さん”に利用してもらうため)、企画ギャラリーではだいたい2週間以上、1ヶ月くらいの期間でやるのが普通なのである。
だからして僕ら(新宅と樋口←しつこい)は喜んでいるのである。
だからして僕らは昨日やたらめったらにお酒を飲み、ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤしっぱなしだったのである。
そして僕はいま頭が痛いし吐き気がするんだけれどニヤニヤニヤニヤはいまだ収まらない。冷静になればなるほどニヤニヤニヤニヤしてくる。
そんなこんなで昨日も僕は気持ち悪いくらいニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤしてたんだけど、樋口もニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤしていたから「どんくらいうれしいか教えて」と言ったら、樋口は自分の顔を指差して「あほう、これは氷山の一角だ」と、さすが比喩大王だという名言を残してくれた。
でまあ、ああ、むちゃくちゃにやったるで、がんばるで、と武田鉄矢の黄色い歯ばりに思うのである。なんのたとえかよくわからんけど。いや、タバコは完全にやめたけど。
ああ、またニヤニヤしてきてしまった。あほう、氷山の一角じゃ。

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わかりやすく投げ銭で気持ちを表明してみようという方は、天に徳を積めます!

新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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