なつかしいにおいがした
深夜、家に帰るといかにも実家らしい、ふるさとらしい匂いがした。それは永遠を志向するような匂いで、必ず終わりが来るこの世の理を無視するようだった。匂いは人が運んでくるもので、老親がいなくなればその匂いは失われるだろう。
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