焼く肉
昔は――中・高・大時代くらいは――焼き肉が嫌いだった。なぜわざわざ客として店に行って「肉を自分で焼く=自分で料理」しなければならないのかと。それならいっそ野菜炒めのほうがよっぽどマシだと思っていた。しかしいま、四十路になって思うのは、案外に焼き肉というのは楽しいということ。肉を焼くという行為が、心の琴線、おおげさに言えば人類のDNAに刻まれた何かしら深い部分に触れるようなところがある、と思う。
- 前の記事
- 息をするだけで金がかかる
- 次の記事
- テレビという箱の中
皆さまからのお便りをお待ちしております。
コメント欄 より何でも遠慮なくお書き込みください。いただきましたお便りは、すべて次回の音声ブログで紹介させていただきます。