原爆投下とお盆と終戦

最終更新: 2017/08/22

つまり、どこにも行きたくない-DVC00120.jpg

なんかヒットしそうなキーワードを並べただけみたいだけど、まあそういう話題なんです。
毎年広島に原爆投下の8月6日になると、なんとはなしに、ああ原爆が落とされた日かあ、と思う。
たぶんそれは広島で生まれ育ったからで、ってのはものすごくありがちな興ざめなエピソードなんだけど、でもそんな大袈裟なものじゃなくて本当にごくごくなんとはなしにぼんやりとそのことを思う、だけ。
その証拠に、毎年その“なんとなくの感慨”が訪れるのは、8時15分を1、2時間も過ぎたころであり、つまり毎回すっかり忘れているのである。
そんな広島にお盆なので帰りましょうそうしましょうというわけで、ほら、ちゃんとお盆の話。
アメリカは広島に原爆を落としたことを正当化しているらしい。うん、まあ、そうとも言えるのか、な。
放送大学のラジオで聞いた、敗戦の様子。
マッカーサーが来て、天皇と一緒に写っている一枚の写真がある。マッカーサーはゆったりとリラックスした様子で、天皇は身体を強張らせて緊張しているのがひしひしと伝わってくる。それは敗戦がいったい何であるかを如実に物語っている、と。
不勉強で申し訳ないかぎりだけど、敗戦ていうか、そもそも戦争だから、いろいろしょうがないような気もしたり。
なんか変な話だと思うんだよね。戦争はするけど地雷はダメとかクラスター爆弾はダメとか。
いやいやスポーツじゃないんだから、ルール決めてる場合じゃない。戦争するのをやめなさいて話。
もちろん戦争があらゆるものの発展を促したってのは知ってんだけど、仮に戦争という極限状態だからこそ10年でできた何かテクノロジーがあったとしても、平時で100年かけて作ったっていいじゃないか、むしろそうすべき。
とはいえ、人口爆発を続ける地球の中で戦争がそれを抑えてるとこがあったりもするんだろうけれど、けれども。
そんなことをつらつら言っても、平和活動とかを始めるわけでもないんだけど。
というわけで、終戦までは広島です。久しぶりに原爆資料館に行ってピカドンに思いをはせよう。てか、広島にちなんだ面白い作品を、死ぬまでに一つは作りたい。

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新宅 睦仁/シンタクトモニの作家画像

広島→福岡→東京→シンガポール→ロサンゼルス→現在オランダ在住の現代美術家。 美大と調理師専門学校に学んだ経験から食をテーマに作品を制作。無類の居酒屋好き。

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